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カエルだって、とぶ



桜の枝

 ずいぶん放置していましたが、少しずつ復帰します。

 桜は弱い、と聞いております。
 だからむやみに傷つけてはいけない、枝を折るなんてとんでもない、と。
枝垂桜が歩道まで傾いでいる所で、花を花萼からむしりつつ、そんな話をしている方を見ました。
子猫でも抱くように摘んだ花を持っていかれました。
あまりにもいとおしそうな笑顔だったので、最初感じた矛盾や喉の突っかかりが吹き飛んでしまったのだけれど、それは共感したと一瞬だけ自分が錯覚した自分へのおせっかいだと、反芻したり。
桜の枝_a0045660_5253895.jpg

# by griffonneur | 2012-04-15 05:25 | 平日

対義語

「楽園」ってどんなところかを考えるとき、やはり時代と文化背景でそれは違ってくる。
宝石がいっぱいのキラキラしたところがステキ!という記述の古い文献を見たが、
それを研究しているドイツの人は
「そんな人工物ばかりのとこ嫌じゃん!自然がいっぱいが良いよ!」
と言っていたらしい。

でも、自然物と人工物ってほんとうに対義語なのだろか?
# by griffonneur | 2011-06-07 02:39 | 平日

VS酔っぱらい

 アルコールをあまり飲まないみとしては、極度の酔っぱらいってどんな状態なのか全く解らない。
お酒ちょっと飲む→おねむ
なので、酩酊状態のままさまようってどんななの?
夜遅く自宅に帰る時は、かなり大きな駅を利用するので、夜にとても見事に出来上がったおっさん達とエンカウントする。
元々見知らぬ人によく話しかけられるので、何か、話しかけやすいオーラがあるのだろうけれど、高確率で声をかけられる。
しかも内容は大抵一方的に、憤懣や信条を演説されたり、花しまくられたあげく、
同意(もしくは同情)をもとめるものばかり。
一々かまっていたら余計絡まれるので、無視するのが正解なのだけど、
最近は若い酔っぱらいは無視すると「無視すんなこら!」と切れおるので、思考を停止させる返答を瞬時に返せるかに重きを置く事にした!

「おねーさん!これって超ムカつくよね!?」
「おにいさんじゃこらぁ!!」

酩酊状態って頭働いてるのか、働いてないのか、未だに解らないけれど、
河で言ったら浅瀬をすごい早さで水が流れていくかんじだと思っている。
VS酔っぱらい_a0045660_4394854.jpg

# by griffonneur | 2011-06-05 04:39 | 休日

ぬいぐるみ

 普段、猫とか犬とか、鳥とか虫とか。
普通に同じ気圧で同じ気温で、生きていれば八合わせるような動植物は見ていて飽きないけれど。
水中でも、新海だったり、同じ場所でも時代だったり、決して同一の空間で触れる事の出来ない動植物はまた違って興味深い。

 ぬいぐるみ、というのはゴッコ遊びの発端だったりするけれど、最近はストラップも巨大化してきたり、大人も、男女問わずにぬいぐるみを持っているなあと思う。
私は昔からあまりぬいぐるみに興味を示さなかったので、
(どちらかというと、プラモデルやジオラマ派、集めていたのはシルバニアファミリーの家具ぐらい)
ぬいぐるみというのはなんだろうと、不思議な思いをした。
 ちなみに父と母はでっかいぬいぐるみが好きで、60cm以上のをひとつずつ抱えてテレビ見てる。
聞くと、落ち着くのだそうな。
ぬいぐるみはやはり子供のような役割なんだろうか。
もしくは自分の思うようにイメージを転写できるので安堵できるのかもしれない。
うさぎのぬいぐるみ→うさぎにおとなしいカワイイという自分の希望を転写する。
じゃあいっぱいぬいぐるみ持っている人は、現実に不安が多いんだろうか?

 話は戻って、なかなか現実的に出会う事の出来ない生物や、本当は大好きなんだけど、中型の動物みたいに一緒に生活するには、環境が人間と違い過ぎるので断念している生物がぬいぐるみになっていると、とても嬉しい。
そしてついに古代生物「アノマロカリス」のぬいぐるみストラップを手に入れた。
大きさは1/200くらい。
エビっぽい生物なのでフェルト生地なのが残念だが、毎日ムニムニしている。
ムニムニする事でなんか5億2500万年前と交叉した感覚になってみる。
ぬいぐるみ_a0045660_383369.jpg

# by griffonneur | 2011-06-04 03:08 | ナマモノ

国外の報道写真

 ここ数週間、震災の特集が続いていたので、久しぶりに外国の報道と日本の報道の写真を見比べていた。
 国内誌の写真は、総てを読者に委ねる形のイメージ写真と行った感じだが、受取手がその視覚イメージの中からいくつかのキーポイントを提示してあって、それらを選択することを予測してとられている構図が多かった。
国外のものは、本当にその空間が現し続ける流動的な時間の断面を切り落として晒す、といった感じだった。
 適切かは解らないが、国内の報道写真は、お歳暮のハムで、国外の報道写真は生肉の切りっ放し、と言った風合いだと感じた。

 絵画と写真の違いは以前も軽く触れたが、こういったところにも現れる。(よく勘違いされるのだが、絵画のプロであれば写実的に、写真のように対象を描ける事は至極当然の技術なので、写真機の普及以降の近代において、その先の表現方法で絵画と写真は大きく異なってくる)
ただ、報道写真にどこまで芸術性が問われるかは難しいところだと思うし、むしろ倫理観の方が問われる事が多いと思う。
なので、一回の受け手としておもうのは、過剰包装はいらないですし、私たちそんなに鈍感ではないのでやたらとお膳立てしなくても解ります。と言ったところ。
国外の報道写真_a0045660_650438.jpg

# by griffonneur | 2011-03-29 06:50 | 平日


芸術と整頓と、歪曲を好む絵描きこと座敷童のブログ

by griffonneur
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