「たばこと塩の博物館」にて特別展
『浮世絵百華 平木コレクションのすべて』を鑑賞してきた。
これは珍しくも、財団所有の美術品が展示ペースを失ってしまったため、某大学の補助を得て、この博物館に間借りをしている-といった、ちょっとかわいそうなケースだ。
しかし展示品はどれも重要美術品ばかりという。
なぜこうなってしまったのかが悔やまれる。
初期の浮世絵は、線が硬質で色数も六段階ほどと、華々しさはないものの、大衆文化の濃厚さを漂わせており、テーマ性においては非常に肉筆画に近い風合いを持っている。
解説も簡潔でわかりやすい。
既に後期になってしまっているが、なかなかに印象的な展示だったのでお勧めしたい。
ただし、おじさんが多いのは、なぜだろう。こういうのはおじさんのハートをつかむのか?
常設の展示品の巨大岩塩。直径一メートルくらい。
鉱物マニアとしては抱きつきたかったが、小学生の手前かっこつけて我慢した。すっごい我慢した。